米軍の先制攻撃も北、防衛自信2006年07月08日 20:06

とうとう、ミサイルを発射しましたが、効果が見えない状態になっている。 この先、将軍様はどうするお積りなのでしょうかね。 中国の攻撃を想定していないことが、北の盲点ですね。どうも。

米軍の先制攻撃も北、防衛自信…猛爆備え地下に基地
金正日の隠れ場所も分からず、ゲリラ戦で生物兵器

 日本や米国のみならず、中国やロシアといった友好国の制止までも振り切って、ミサイル乱射を行った北朝鮮。金正日(キム・ジョインル)総書記(64)=写真、AP=の無謀なご乱心は、他国の領海や領土に着弾といったデッドラインを越える危険性も秘める。そうなれば、米軍の総攻撃を誘発…。ただ、軍事専門家は米軍が北朝鮮を攻撃したとしても、狙った戦果をあげるのは「非常に難しい」と分析する。北は果たして難攻不落なのか?
 マカオにある北の金融資産凍結まで踏み込んでいる米国。「経済制裁については、もう次の一手はない」(金融評論家)といわれる。ただ、ボディーブローは確実に効果を見せており、北は国際金融市場から完全に孤立状態にある。
 北がミサイルを撃ち続ければ、他国の領域に着弾する可能性があり、その場合、米国による北本土への爆撃は避けられないとの見方が強い。
 「北攻撃には、多くのオプションがある。ただ、北の反撃をどれだけ防げるかという話になると、ほとんど効果が見込めないかもしれないというのが、実は最大の問題」(軍事評論家の神浦元彰氏)
 米軍の攻撃はイラク戦争時と同様、ステルス爆撃機や戦闘機を使った精密誘導爆弾、艦船からの巡航ミサイル・トマホーク-など多様な攻撃方法がある。地表の軍事施設の破壊には十分だが、それでも北の反撃を防ぐことは難しいというのだ。
 「北は米国が敗れたベトナム戦争を教訓として、米軍に勝つには地下しかないと考え、平壌の地下や38度線に沿った場所、国内各所の山中などに地下陣地をたくさん作り、それらを迷路のように繋ぐ通路を作り続けてきた。そこに移動式のミサイルや長距離砲などの兵器を隠し、定期的にその場所を変えたりしている。将軍さまも、地下のどこに隠れるのか分からない」 
米軍が誇るステルス爆撃機や巡航ミサイル・トマホークなどをもってしても、将軍様の“もぐら作戦”は叩けない?(ロイター)  現在、北が所有するミサイルには、スカッド、ノドン、テポドンのほか、射程70キロほどのフロッグがあり、長距離砲も多数ある。
 38度線付近に配備されたフロッグや長距離砲はソウルを射程圏に収め、スカッドは韓国全域、ノドンは日本まで射程圏となり、いずれも移動式の発射台から打つことができる。
 さらに、「北朝鮮はVXガスなど化学兵器を少なくとも4000トン、生物兵器1トンを備蓄しているとみられる」(神浦氏)ほか、フロッグ、スカッド、ノドン、テポドンには化学や生物といったBC兵器の装備が可能。長距離砲にも搭載可能という話もある。
 米軍が地中の数百発といわれるミサイルを一撃でつぶせないとしたら、北朝鮮は地下陣地から表に出したミサイルを発射し、すぐに地下に潜って移動するといったゲリラ作戦ができる。
 ソウルなど韓国の主要都市だけでなく、在韓米軍や在日米軍、日本の都市にも届くミサイルの弾頭にBC兵器が搭載されたら、壊滅的な打撃を受けるのは必至だ。
 「米軍はそのことがよく分かっている。だから、昨年の6カ国協議後の宣言で、〈米国が先制攻撃をしない〉という譲歩までして、その代わり〈北朝鮮が北東アジアの平和と繁栄に考慮する〉という条件を飲ませた」と神浦氏は指摘する。
 宣言にはミサイルを打たないという暗黙の了解があったが、北は今回破棄した。米軍の攻撃に耐え、反撃できる自信の裏付けとみられる。
 地下への攻撃はバンカーバスター(地中貫通型爆弾)が有効だが、攻撃できるのはピンポイント。地下陣地群のどこに兵器があるのか不明では攻撃さえできない。
 日米は安全保障条約で同盟関係を結んでおり、国内には「日本が攻撃を受けたら、米軍が攻撃する」との声も聞かれる。しかし、イラク戦争で疲弊した米軍が、どれほどの“担保”になるかは不透明でもある。
ZAKZAK 2006/07/08